笑いのしろうと

お笑い番組が好きなのでテレビやYouTubeで漫才を見たりするんです。

その時に「今のボケ、おもしろかったな」とか「フリが効いてる」とか割と無意識で思ってハッとするんです。まぁボケとかツッコミぐらいならもう日常会話になっているのでいいんですが、この前「良い天丼だねぇ」と本当に無意識に思ってしまってこれはいよいよだなと。

例えば寿司屋で「お愛想」とか「あがり」とか言ってしまって「通ぶって業界用語を使ってしまった…」と恥ずかしくなる感覚に近いんですよ。

自分みたいなつまらんモンが「ボケ」だの「フリ」だのいわんや「天丼」などとは、烏滸がましいとは思わんかね…(おこがましいは、烏滸がましいと書くのですね)。

無意識に「オモシロい側」に立って「オモシロ」を評価しているのだなんて恥ずかしすぎる。おれはもっと頭を空っぽにして笑いたいのに…!

…そういう話を妻にしたら「縛りが多くて生きにくそう」と言われました。そうですね。

オチですか?ないですよ。オチとかやめてくださいよ、そういうのが恥ずかしいんですよ。

お笑い芸人のイラスト「漫才師」