カメラを止めるな!

このまえ飛行機に乗った時に映画をみました。今年一番の話題作といっても良いでしょう、「カメラを止めるな!」です。

もう散々ネットやらテレビやらで言及されているので、ネタバレありで感想を書かせて頂こうと思います。

以下、ネタバレあり

 

映画は手持ちカメラ風の映像で始まります。とある山奥の廃墟でゾンビ映画を撮っている撮影隊。監督の厳しすぎる要求に現場の雰囲気は最悪です。主演の女優、男優とメイク係?の3人が休憩中にグチをこぼしながら談笑していると、突然そこにカメラマンがゾンビ化して襲い掛かってきます。パニックになって逃げだす3人、しかし監督は「カメラは止めない!」といって狂喜しながら撮影を続行します。襲いくるゾンビ、逃げまわる3人。そして…

 

ここまでです。飛行機でビール飲みながら見たので完全に酔ってここで止めました。

思えばこれまでにも「クローバーフィールド」「ブレアウィッチプロジェクト」みたいな手持ちカメラ風の映画を見ると毎回酔っちゃうんです。三半規管が繊細なんですよ。

酔い止め飲んでみるといいよ、ってお前そりゃあそうかも知れねえけれどよぉ。ネットで「カメラを止めるな!」を絶賛してたヤツラはよぉ、「出来るだけ情報を入れない状態で見てほしい!絶対その方が楽しめるから!!」みたいな布教の仕方をしてたくせによぉ!情報入れずに観たら、ハァ、このザマよ。手持ちカメラ風の演出は分かるけど、一定数の観客を体調不良に追い込むエンタメってのは如何なもんかい?えぇ?

どうですか、みんなが楽しいと言うものにノレなかった悲しいジジイですよ、私は。

ちなみにそのあと「MEG ザ・モンスター」は酔わずに最後まで観れました。ジェイソン・ステイサムが巨大なサメと生身で戦うぞ!スゴイ!というだけの映画でしたが面白かったです。

 

なので今年の個人的映画ランキングは

・1位 MEG ザ・モンスター

・最下位 カメラを止めるな!

です!! HOOOOO‼

今年は映画を2本しか観ませんでした!!

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その日は仏滅なのですが

先日、10年ぶりに新車を購入しました。やったね!

その納車日を相談していた時、ディーラーの人に「この日は仏滅ですが大丈夫ですか?」と聞かれたんです。私は仏滅だろうが大安だろうが気にしないので、結局その日に納車になりましたが、やはり気にする人もいるんでしょうね。

この仏滅、大安と似たようなケースで血液型、パワースポット、オーラとかがあると思うんです。「私は信じてないけど気にする人もいるんでしょうね」案件。

こういう案件、会話の中で自分から出すことはまずないんですが、相手から出されることはしばしばあります。このときの相手のテンションって結構差がありますよね。

1.相手も信じていない、こちらが気にするか探りを入れるためのジャブの場合

2.相手は信じている、マジで気にしている場合

3.ちょっと気にしているが、はっきり気にしているというと迷信を信じている人になるので「いやいや、気にしてませんけど?」というポーズをとってくる場合

相手の心の中までは分かりませんが、冒頭のディーラーの人は1だと思うんです(もしかして3だった?)。自分も基本的にはここ。

2も別にいいんです。血液型やら星座やらパワースポットやら開運のツボだろうが、私が信じないからと言ってそれが間違っているという根拠もない。それに正しい正しくないより気になる気にならないの方が大事な場面もありますし、そのお気持ちは尊重します。

3が困るんです。この中に、「私も別に気にしてないけど、いいことは信じて悪いことは信じないぐらいのスタンスかな。楽しむ位がちょうど良いっていうか、それ位のことを頭ごなしに否定するなんて心に余裕が無さすぎなんじゃない?」的なポジションをとる人がいるんですよね。

 

キーー!!

いやいや、違うじゃないですかそれは。要するに、

・本当は血液型も星座もパワースポットも六曜も信じている。

・しかし信じているとはっきり言うと「迷信を信じる人なのね」と思われる。それは嫌だ。

・なので表面上は信じていないポーズをとる。

・しかし相手がはっきり否定的なことを言うといやだ(なぜなら信じているから)。

・相手を「そんなこと否定するなんて頭の固い面白味のない人、心に余裕のない人」にすることで自分のポーズを崩すことなく相手を黙らせたい。

ってことじゃないですか。

どっちかですよ。迷信を信じる人と思われるリスクをとるか、相手が否定的なことをいうのを甘んじて受けるか、どっちか。自分で選んでよ。相手を落として解決しないでよ。大人なんだから!!

架空の人物に対してかなり憤ってしまいました。申し訳ありません。ただこういうケース、あるんですよねぇ。

 

ただその反面、こういうことを言わせている、その責任の一端はこちらにもあるとは思うのです。それは信じる気持ちを尊重するよと言っておきながら、「こいつそんなこと信じてるんだ…」という気持ちが、一瞬、一瞬だけですよ、心によぎってしまうんです。皆、その気持ちを態度に出さずに生きているのですが、私はそのポーカーフェイスが下手でちょっと顔にでちゃうんです。これは修行不足の一言に尽きる話で、大変お恥ずかしい。

 

なのでこの話の結論としては、多様性を認め合い、相手を貶めることなく共存しあうためお互い努力していきましょう、ということです。

 

勝手に作り上げた架空の相手と殴り合ったあとに友情が芽生えるという、非常にコストの良い話に仕上がったのではないでしょうか。違うかな?

中国人に似ている

少し前、家族で台湾旅行に行った時の話。

行きに乗った飛行機は、お客さんはほとんどが日本人と中国人(台湾人を含む)でCAさんも日本人と中国人の両方という体制でした。食事の時間になって、CAさんが前の席から順番に「チキンと魚どちらにします?」と聞いていて、それが私の順番になりました。そこでCAさんは、前の席のお客さんには日本語話しかけていたのに、私にわざわざ中国語で聞いてきたのです。

「日本人ですよ、中国語わかりませんよ」というニュアンスを込めてウフフ、と微笑みながら小首をかしげると、CAさんは改めて日本語で聞いてくれました。

CAさんという云わばプロの目からみて、私は中国人>>日本人に見えたのでしょう。

同じようなことはこれまでにも度々あって、京都のお土産屋の店員さん、東京のホテルのフロント等、観光のプロ達にもしばしば中国人と間違われてきました。

誤解のないように言っておきたいのですが、失礼な!!と言いたいわけではありません。それは中国人に失礼なので。ただ日本人と中国人の顔(あるいは服装とか?)には何か違いがあって、私のそれは中国人寄りということなのでしょう。

台湾旅行中に知り合った台湾在住の日本人の方にそんな話をしたら、その方がいうところでは

・日本人は男でも日焼けしていない

・日本人は服が安くて靴や時計が良いもの、中国人は逆に服が良くて靴や時計はそれほどでもない

・日本人のメガネは細いフレーム、中国人のメガネは黒くて太い

・日本人の方が顔が細く、中国人の方が顔が四角い

どれも「ことが多い」というレベルの話なのでしょうが、なるほどねぇと思いました。

何しろ私は日焼けしていて、安い靴を履き、黒くて太いフレームのメガネをし、何より30才を超えてからメキメキと顔が四角くなってきていたからです。それは間違えられるのも無理はないでしょう。

今後、顔がシュッとすることは恐らくないので、いっそのこと中国人らしさ突き詰めていこうかな。チャイナ・パワー!!

【メフィスト賞】ドッペルゲンガー宮 《あかずの扉》研究会流氷館へ

《あかずの扉》の向こう側に――本格推理の宝物がある北澤大学新入生のぼく=二本松飛翔(かける)は、サークル《あかずの扉》研究会に入会した。自称名探偵、特技は解錠などクセ者ぞろいのメンバー6人が、尖塔の屹立(きつりつ)する奇怪な洋館“流氷館”を訪れた時、恐るべき惨劇の幕が開く。閉鎖状況での連続殺人と驚愕の大トリック! 本格推理魂あふれる第12回メフィスト賞受賞作。(講談社文庫)

 

第12回メフィスト賞受賞作。第10回はKindleで出ていない、第11回はあらすじを見て手が出なかったので2作飛ばして本作にチャレンジしました。

大がかりな建物トリックや二転三転する推理といわゆる「本格派」ミステリーというやつでしょうか。リアリティよりも書きたいものを詰め込んだぜ!!という若気に満ちたデビュー作ですね。

しかし個人的にはもうきつくてきつくて…。

・導入がきつい:ただの大学のサークルに無関係な一般人が事件の相談にやってくる導入にはさすがに無理がある。

・登場人物がきつい:ホームズ役が二人いるのは面白いけれども、その周りのワトソン役がきつい。全然好きになれなかった。ただこの辺は完全に個人の好みなのでしょうがない。 

・動機に無理がある:事件の発端となるいじめの問題、リアリティがあまりにもない。ただ本作はトリックが第一であって動機やらなんやらは二の次なので、これに関しては意図的かもしれない。

・文章が散漫:全くうまく説明できないけれど、なぜか全然文章が頭に入ってこない…。序盤の舞台設定の情報量が多くて続き物の2作目から読み始めたような違和感を感じてしまい、乗り切れないまま最後まで行ってしまいました。なぜでしょう?

全然ほめなかったけれど、シリーズものになっていて熱烈なファンも多い作品みたいですね。しょうがない、こればっかりは相性の問題だ。

ただ恐ろしいのは、歳をとったせいで大学生がキャッキャしている作品を素直に楽しめなくなっている…なんて訳ではないですよね。違いますよね、怖い怖い。

 

 

モテるおじさんのモデルケース

前回の続き

 

お盆が終わりました。前回、甥っ子姪っ子にモテたいというだけの話を投稿をしましたが結論としては程々でありました。おじさんを取り合ってのケンカは無く、涙の別れもなかったですが、悪い感触ではなかったと思う。思いたい。

また収穫として、モテるおじさんのモデルケース、これじゃないのかな?が何となく掴めたということがありました。

それは「USA」を踊れるおじさん、なんですよ。DA PUMPのUSA。去年だったら恋ダンスを踊れるおじさん。

小さい子たちの中でもちょっとお姉さんぐらいの年になると親のスマホYouTubeを見てたりする、そこで今流行ってる動画とかを目にする機会も増える、だけど見ても意味わからない動画が多い、その中でキャッチーかつ楽し気な動画といえば、そう、流行ってるダンスの動画なのです。

この「小さい子たちの中でもちょっとお姉さんぐらいの年の子」にハマればその子にくっついているさらに小さい子たちは芋づる式にハマれます。この子がハマっていそうなダンスを練習しておく、これをモテるおじさんメソッドとして提唱したいのです。

ただ欠点もあって、小学校高学年やら中学生ぐらいになると全然ハマらないし何なら冷めた目で見られるでしょう。また子供たちの親、自分の兄弟姉妹にはおじさんったら子どもにモテたくてダンス練習してきたのね、と思われるでしょう。それはもう甥っ子姪っ子にモテたいおじさんが背負わなければならない業だと割り切っていきましょう。ちびっ子から大人まで全員にモテモテなんて、出来たらそれはもうスターなんだから。私はスターじゃないんだから。

なので年末年始にむけて楽し気なダンスを探して踊れるようになろうと思います。ただ、モテたさより面倒くささが勝ちそうな気がするなぁ。あまりにもダルイなぁ。自分のことだからその辺はよくわかるんです…。

 

関係ない話ですが、甥っ子姪っ子たちと本屋に行ったときに「ポケモンを作った男 田尻智」という本が偉人の本のコーナーにあったんです。小学館の偉人の本のシリーズ、シートンとか坂本龍馬とかに並んでポケモンを作った男が。

私はポケモン世代にもかかわらず一回もやったことのないポケモン童貞で、この方の偉大さは全く知らないわけですが、まだ生きてる人を偉人の枠にいれて子供用に本にして出しちゃうことのリスキーさに震えました。

だってまだ生きてるんだからどんな無茶をするか分からないじゃないですか。そのうちポケモンとか全然好きじゃなかったとか、あれは部下に作らせて自分は寝ていたとか、そういうことを言い出すかもしれない。子供たちには聞かせられないようなパンチの効いた事件を犯すかもしれない。偉人にするのは死んでからにした方が安全だよ!

そう思っていたら同じシリーズにくまモンがいたんですよ。偉人伝の中にくまモンが。

そうか、くまモンもいいのか。じゃあ生きてる間に偉人になるぐらいなんでもないわ。田尻さん、知りもしないのに勝手なこと言ってすみません。くまモンがいいんだ、ならもうオールOKよ。グーよ、グー。

 

ポケモンをつくった男 田尻智 (小学館版学習まんがスペシャル)

ポケモンをつくった男 田尻智 (小学館版学習まんがスペシャル)

 

 

モテにモテたい

この夏こそモテにモテたい。

イケてるギャル(死)にモテたいなどという軟弱な話ではない。見損なわないで頂きたい。こちとら甥っ子、姪っ子にモテたいのだ。

 

もうすぐお盆です。今年のお盆は仕事の都合がつきそうなので、実家に帰る予定ですが兄弟たちも集まるので子供たちでいっぱいになることでしょう。1歳から10歳までの甥っ子姪っ子が集まるわけですが、そこでモテたいのです。

子供たちに取り合われたい。取り合われて「オイオイ、おじさんは一人なんだぞ~」って言いたい。休みが終わって帰るときに泣かれて「また冬休みに遊ぼうな」って言いたい。

自分で書いていてなんて気持ち悪い文章なんだ。

そもそも自分が子供のころは親戚のおじさんおばさんにそれほど懐いている子供ではなかったと思う。なので理想のおじさんのモデルケースが正直ないんですよね。困ったなぁ。

でも今年は違う、当日までにきっと見つけてみせる。理想の叔父さんのモデルケースを。たとえそれが空回りであったとしても。

あぁ、来週どうなってるかしら…。

 

 

竹中直人が出てる…

竹中直人という俳優がいます。

自分は俳優の顔と名前がほとんど一致しない人なのですが、この人はさすがに分かります。映画にドラマにCMにと、見ない日はないぐらいよく目にしますね。

でも映画とかでこの人が出てくると、「あぁ、竹中直人がでてるなぁ」と思っちゃうんですよね。役名じゃなくて竹中直人がでてるなぁ、と。

竹中直人が秀吉のカッコしてるなぁ…。

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竹中直人がイルカに乗って楽しそうだなぁ。

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別に下手と言いたいわけじゃなくて、なぜかこの人が出てくると反射的に思ってしまうのです。

 

あと「のだめカンタービレ」では変なカツラかぶって世界的に有名な指揮者(ドイツ人)役をやってました。コントに出てくるオモシロ外人みたいな喋り方で。

これに関してはGOサインを出した偉い人に聞きたいんですが、ほんとに良かれと思ってやらせたのか?色々とひどくない?

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そうは言ってもみんなそんなこと気にしてないか、むき出しの竹中直人が見たいからこれだけ出番があるのでしょう。凄いね、竹中直人!!

最近ではムロツヨシ松重豊にも同じことを感じます。逆に女優さんではほとんど思ったことがないですね。

単に美人の顔が区別できなくて個性的な顔の男優しか覚えられないってだけの話かも知れません…。悲しいけどそれは、もう、おじさんなのだから…。